四条烏丸の商業施設COCON KARAUSMA(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町)で7月29日、COCON KARASUMA観光案内所1周年記念イベント「UP TO YOU~京都文化×まちづくり~」が行われた。
学生が中心となって運営する同案内所。イベントは1年間の感謝を込め、多くの人と触れ合える機会を作ろうと企画した。
当日は、浴衣姿の学生ゆるキャラ6体が打ち水を実施。観光案内ブースでは、子ども向けにバルーンアートをプレゼントした。浴衣姿の学生は、外国人観光客から2ショット写真を求められる場面も。
この後に行われたトークイベントには、二条城や桂離宮(かつらりきゅう)などにふすまや壁紙に使う紙を納める「唐紙屋」唐長のトトアキヒコさんと千田愛子さんが登場。実際の唐紙を使い「唐紙」について、唐長の歴史を紹介した。「唐長が伝統を持っているのは技術だけが理由でなく、お客さまから愛されてきたからこそ。文化を後世に残すためにはどうすれば今後も愛用してもらえるかということを考えなくては」とトトさん。
講演後、学生が京都の寺社仏閣や祭りにちなんだクイズを実施。「時代祭りの始まったきっかけは?」などの問題に来場者が挑戦した。