京都マンガミュージアム(京都市中京区)は現在、漫画家、安野モヨコさんの作品「シュガシュガルーン」を基にした衣服デザインと、商品開発や製造を行う事業者を募集している。
少女漫画からインスピレーションを得て衣類の開発に取り組む同プロジェクト。前回は、中原淳一さんと高橋真琴さんの世界感をテーマに京都のアパレル店やウエディングブランドとコラボレーションし注目を集めた。今回は、学生や一般のデザイナーに募集する。同じテーマで商品開発を進める京都に拠点を持つ事業者も募集。来年3月にファッションショーを開き、「安野モヨコ賞」なども発表する。
安野さんは「ハッピー・マニア」「花とみつばち」「働きマン」「さくらん」などの作品を手掛けたほか、美容をテーマとしたイラストエッセー「美人画報」も大きな反響があった。「安野さんの作品に登場するファッションは単なる飾りではなく、キャラクターの性格をより深めている」と同企画担当の倉持佳代子さん。「『魔法少女』ははやりのモチーフ。これが原宿なら、きゃりーぱみゅぱみゅさんのような世界観を連想するが、京都だとどうなるのかも楽しみ。ぜひ挑戦してもらえたら」とも。
申し込み締め切りは、参加事業者=8月24日、デザイン作品=8月31日。詳細は同館ホームページで確認できる。