京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で6月28日から、「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」が展示されている。
チンアナゴとニシキアナゴは共にチンアナゴ亜科に属し、普段はサンゴ礁の砂底に尾部を潜入している。チンアナゴが灰白色地に多数の暗色点が存在する体表色であるのに対し、ニシキアナゴは灰白色地に金色のリング状の帯を持ち、金色と白が交互に現れるのが特徴。全長は約36センチメートルで、日本では琉球列島などで見られる。
同館では、カクレクマノミなどが展示されている海洋ゾーンの「さんごの海」の水槽で30匹のチンアナゴとニシキアナゴを展示する。「チンアナゴやニシキアナゴは臆病なので、魚が近くにくると引っ込んでしまうが、周囲に魚がいなければ頭を出すようだ」と同館の久保田敦さん。「チンアナゴとニシキアナゴはちょうど子どもの目線にあたるところで見ることができる。チンアナゴとニシキアナゴが見え隠れする様子を、親子そろって楽しんでいただけたら」とも。
7月14日からは、夏季の特別展示として「京都の夏の風物詩」とも言われるハモや、「京錦(きょうにしき)」「京桜(きょうざくら)」といった金魚も展示する。9月2日まで。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、小中学生=1,000円ほか。