京都駅前地下街ポルタプラザの中央広場で現在、龍の襖絵(ふすまえ)を再現した展示が行われている。
「飛龍乗雲」と名付けられた同展示。これは英雄が時に乗じて勢いを得ることを意味する言葉で、辰年である2012年が、盛り上がるよう願いを込めたものだという。
御寺涌泉寺 別院「運龍院」の「十四面双龍風雷図」、建仁寺「方丈襖絵雲龍図」妙心寺 塔頭「麟祥院」の「方丈襖絵雲龍図」を再現したもの。中でも妙心寺の襖絵は、雄と雌がそろった珍しい双龍図だ。
展示はパネルだけでなく、天井からも龍が見下ろす。中央には襖絵と寺院の紹介パネルも設置した。買い物客らが休憩しながら記念撮影をする姿や海外からの観光客が迫力のある龍を熱心に眺める姿が見られた。
展示は1月9日まで。