着物の染めの技術を使ったデニムの商品を展開する「京都デニム」(京都市下京区小稲荷町、TEL 075-352-1053)」が現在、「でにぐま」を販売している。
ジーンズなどの洋服は端切れが出るが、この端切れを何とか再利用するために、ぬいぐるみにすることを思いついてできたという同商品。「昇苑くみひも」(宇治市)でサイズをそろえるために切られた部分の組みひもを分けてもらい、小さいサイズの方に付けるストラップとして利用している。一つひとつが手作りのため、柄などが異なるのも特徴。一時、生産が追い付かず店頭に並ばない状態だった。
「お土産に買われる方や、一つに購入して『もう一つ』と買い足す方もいらっしゃる」と同店広報担当の宮本和友さん。20代後半から30代の女性に特に人気だという。「着物をそのまま今の生活に取り入れることは難しいが、こうした形で和と洋のものを現代的にミックスさせたことが人気につながっているのでは。伝統的な柄を気軽に楽しんでほしい」とも。
サイズは大(2万9,400円)と中(7,980円)、小(4,935円)。現在「でにとなかい」の予約を受け付けており、今後動物の種類を増やしていく予定だという。
営業時間は10時~20時。