四条烏丸の京都シネマ(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町、TEL 075-353-4723)で9月23日、「シネマ哲学カフェ」が開催される。主催は哲学ワークショップの企画・運営を行う「カフェフィロ」。
今月17日から同館で公開される映画「ちいさな哲学者たち」に合わせ企画された同イベント。同作品を鑑賞した人を対象に、同館隣のKara-S STUDIOで行う。同作は、フランスの幼稚園で哲学の授業を行った2年間を追ったドキュメンタリー。7月には大阪で同様の会が開かれた。
「大阪のときは映画好きの方から、子どもの気持ちを知りたいと参加した看護師さんや、学校の先生、子育て経験のある方から若い人まで男女さまざまな方が参加された」と、イベントで進行を務める高橋綾さん。『子どもの成長はすごい』『小さいうちから感情を抑えるようなことをさせていいのか』という感想が出たほか、『子どもとは?』『対話とは?』をテーマにした議論も交わされたという。
シネマ哲学カフェでは、参加者が感想を述べることから始める。その発言から映画の問いかけを探したり、話し合いを進めたりする。議論に筋書きはなく、その場の関心で決まっていく。「映画論ではないので作品や監督についての知識は不要。参加者のこれまでの経験と、映画を通じて感じたことから対話を深めていく」と高橋さん。「さまざまな立場の意見を聞いている中で発見も多い。これも映画の一つの楽しみ方では」とも。
開催時間は15時~17時。参加無料。予約不要。