四条烏丸の「COCON烏丸」(京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町)で7月23日、毎月恒例の「ココンマルシェ」が行われた。
毎月第3または第4土曜に、野菜や果物、パンやハチミツ、ソーセージなどを販売する同イベント。4回目となる今回は全8店が出店。初参加となる和歌山の片山篤さんの農園から「あら川の桃」が出品された。
同園では、昨年4月から「立ち上げ剪定(せんてい)」という手法を採用している。普通、作業がしやすいよう横に枝をのばすところを、若い枝を残し縦に伸ばす手法だ。さらに、同園の桃園では下草を刈らない。「腰よりも丈の高い草が生えていてなかなか近くに寄れないくらい。知らない人が見たら雑木林と勘違いするかも」と片山さん。下草のおかげで実に余分な水分が回らず、味が濃くなるという。「東京で行ったマルシェでも好評で、うちの桃を求めて直接買いに来る人もいる」と片山さん。
桃の甘い香りのする店頭では、よりおいしそうな桃を買おうと品定めする買い物客や、桃について尋ねる人などでにぎわいを見せた。
次回は8月20日を予定している。