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「スマイルジャパンプロジェクト」-ゲストハウスから「笑顔」発信

メッセージを手にするオリバーさん

メッセージを手にするオリバーさん

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 海外からの利用者の多いゲストハウスを中心に利用者や施設スタッフの笑顔を発信する取り組み「#smile_japan project(スマイルジャパンプロジェクト)」が行われている。

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 海外からの旅行者を多く受け入れるゲストハウス「カオサン東京」(東京都墨田区)の小澤弘視さんが始めた同プロジェクト。宿泊施設に参加を呼び掛け、現在は約50施設が参加。これまでツイッターやフェイスブックでメッセージを寄せた人数は800人に及んでいる。「旅行者の家族に安心してもらうだけでなく、海外に対してネガティブなイメージを払拭(ふっしょく)し『日本は元気』というメッセージ発信になれば」とカオサン京都(京都市下京区寺町通仏光寺上る中之町)の加瀬孝彦さん。

 「震災直後には利用者が2割にまで落ち込んだ」と話すのは同プロジェクトに参加するゲストハウスの一つ「京都 花宿」(下京区不明門通七条上ル粉川町)の上野慎一さん。その後、関東から逃れる人で一時的に予約があったものの、4月に入ってからは「春の京都を見に来る人で1月末に4月半ばまで満室だったが、毎日予約のキャンセルが出る状態」という。

 海外から「日本は大丈夫なのか」というメールが次々と送られてきた。そうした場合にも、同プロジェクトのページのURLを送ることで日本は元気で笑顔があることを伝えているという。「プロジェクトをきっかけに、また日本に来てもらえるような流れになっていけば」と加瀬さん。

 この日、4月5日に大阪入りしたというイギリス出身のオリバーさんにプロジェクトの説明をして参加を呼び掛けると、快く応じてくれた。オリバーさんは「また戻ってくる」というメッセージの最後にローマ字で「どうもありがとう」と寄せている。

 ツイッターのハッシュタグは「#smile_japan」。

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