祇園のジオラマカフェ&バー「鉄道SL倶楽部デゴイチ」(京都市東山区花見小路新門前東入ル、TEL 075-533-8196)が3月7日から、ダイヤ改正により「さくら」「みずほ」「はやぶさ」の名称が13日から新幹線として復活することにちなんだサービスを提供する。
総延長約320メートルのレールに昭和20年~30年代風に製作したジオラマを備え、昨年は1周年記念で壁に昭和の風景を描いた同店。今回対象となる「さくら」「みずほ」「はやぶさ」はいずれも利用者の減少や車両の老朽化により廃止された寝台特急。東京駅から長崎駅・熊本駅間を結んでいた。来店客の名前がいずれかに該当する場合、代金を半額にする。「さくら」「みずほ」「はやぶさ」以外の特急と同じ名前の来店客にもカメラカーまたは通常運転の体験運転を1回無料にする。
「いわゆる『ブルートレイン』は、当時のことを知らない子どもたちにも人気。普段利用する電車と違い『どこか知らないところに連れて行ってくれる』と夢を感じるからでは」と支配人の本山陽一さん。「(昭和の時代は)みんな貧しくてせわしかったが、どこかのんびりとしていた時代を懐かしく感じてもらえたら」とも。11日が最後の運転となる「雷鳥」に使われていた車両を持ち込んだ場合30分長く利用できるサービスなども行う。
営業時間は10時30分~翌3時(日曜・祝日は20時まで)。サービスを受けるには証明が必要。同伴者1人まで半額になる。今月13日まで。