僧侶がバーテンダーとなって酒を提供する「京都 坊主BAR」(京都市中京区油小路通蛸薬師下ル、TEL 075-252-3160)が11月4日、オープンした。
店舗面積は12坪。カウンター14席、テーブル10席の計24席。酒を楽しみながら僧侶の説教を受けることができる同店。もともと大阪市内の寺の住職が酒を交わしながら、1人ずつ自分について15分間語る「聞思洞」というワークショップを開いたことが「坊主バー」を始めたきっかけ。
「『聞思洞』を毎日やってほしい」という要望から2000年に大阪千日前にバーとしてオープンした。その後、閉店したものの現在は東京・四谷と中野の2店を運営し、同店が3店舗目となる。
日本と外国の地ビールのほか日本産ワインやウイスキーなどをそろえ、「他のバーではあまり見られない酒を味わってもらい世界の多様性を知ってもらいたい」と話すのは店主で僧侶の羽田高秀さん。ほかにも、オリジナルカクテルとして甘さ・苦味・酸味で「煩悩」を意識した「煩悩熾盛(ぼんのうしじょう)」(900円)、「愛欲」をイメージした甘味の「愛欲広海(あいよくこうかい)」(900円)などを用意する。
営業時間は19時~翌2時。