新風館(京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町、TEL 075-213-6688)3階ギャラリー「トランスジャンル」で11月5日~7日、書家・俵越山さんの個展が開催される。
千利休が魚籠(びく)を花器にしたエピソードから「形そのものに価値を見いだそうとする『見立て』」をテーマに開く同展。俵さんの知り合いの現代美術家グレゴリー・コーツさんをニューヨークから迎えたコラボレーション企画も用意する。「彼とはラフな感じで気を使わずに個展を開くことができる」と俵さん。会場には、「見て、考えて、楽しむことができる」作品が並ぶ。
6日・7日には、俵さんに「見立て」の言葉の本質を提言した見立道宗家・見立道心さんを招き、さまざまなものを花に見立てながら花瓶に生けるライブパフォーマンスも予定する。「現代アートは、外国の方が理解が深い。この個展をきっかけに日本でも現代アートを理解してもらうことができれば」と俵さん。
開催時間は11時~19時。入場無料。