京都国際マンガミュージアム(中京区烏丸通御池上ル)で7月31日、「夏休み特別えむえむワークショップ2010 マンガが描きたい!」が始まった。
今回で3回目となる同イベントは、漫画に興味を持つ子どもや将来漫画家志望の人を対象に毎年夏休みに開催している。
7月31日と8月1日のコースは「マンガを作ろう」。両日とも20人前後の参加者が集まった。参加者は描きたい漫画の下描きを事前に準備し、漫画家の野田陽子先生指導のもと、ストーリーの作り方や描き方など一通りの工程を実際に体験する。実際先生が描いた生原稿を参考に見ることができる。
使う道具は鉛筆や消しゴム、筆ペンや修正液など手軽にそろえられるものばかり。下描きを漫画用の原稿用紙に清書し、筆ペンなどを使って彩色する。濃淡の色や衣服の柄など手描きでは表現しにくい部分はスクリーントーンというシール状のものを必要な個所に切り抜いて張っていく。
「1回目、2回目と大変好評だった。今年のワークショップも早くから申し込む人もいた。プロの講師を招いているので直接学べる良い機会」と同イベント担当の久保直子さん。8月1日はイラストレーターの村田蓮爾(れんじ)さんのライブイベントも開催。夏休み期間中ということもあり、同館は大勢の親子連れや学生でにぎわった。
同イベントは8月21日まで。詳しい内容はホームページで確認できる。