次世代自動車「プリウスプラグインハイブリッド(PHV)」を使い「途中無給油」で日本縦断を目指す「ZEVEX(ゼベックス)」(自動車環境問題NGO)が7月6日に京都入りし、京都市役所を表敬訪問した。
同市役所前に到着した同車は、同チャレンジを後援する京都市の環境政策局長と地球環境政策監ほか30人のほどの職員に拍手で迎えられた。鈴木さんは同チャレンジを後援する京都市に礼を述べ、これまでの走行について報告しながら同チャレンジをPRした。
10年以上も電気自動車(EV)に乗ってさまざまなチャレンジを続けてきた同団体。2007~2009年には手作りの電気自動車で日本縦断を達成した。これらの経験から代表の鈴木一史さんは「バッテリーを100%使い切ってもエンジンを使うことができるPHVは、EVのようにバッテリーが切れて立ち往生することがなく優れている」と話す。
今後のCO2排出量削減目標について、鈴木さんは「EVの普及を待っていては目標値を達成することは難しいためPHVの普及が欠かせない」とプラグインハイブリッド車の必要性をアピール。「コスト面でもEV車より安く作れるPHVは、EVよりも普及を急ぐべき車のはず」とも。
鹿児島市から稚内市まで3,000キロの道のりの約3分の1を走破した同チームは、滋賀の土山へと向けて再びスタートした。7月7日には鈴鹿を経由して名古屋へ入り、同市役所で河村市長と面会予定。プラグで充電しながらの長旅が続く。