京都府・市、京都商工会議所などで構成される京都・花灯路推進協議会は3月10日より、「京都・東山花灯路」を開催している。「京都・東山花灯路」は2003年より始まり今年で5回目。オフシーズンの観光振興を目的に開催されている。
「花灯路」は東山の町並みを「灯り」で演出するもので、青蓮院から清水寺までの約4.6キロメートルに「京焼・清水焼」「京銘竹」など5種類の露地行灯を約2,400個設置する「灯りと花の路」や、円山公園を流れる小川に1,000本のろうそくを青竹の灯篭に入れて灯りをともした「竹灯り・幽玄の川」などを展開するほか、高台寺公園に設けられた「華舞台」では、芸舞妓さんの踊りや能などのイベント「花舞台と路の座」が連日18時より数回にわたって行われる。
期間中、「現代いけばな展」「大学のまち京都・伝統の灯り展」などの関連企画や、青蓮院、高台寺などで寺院の特別拝観とライトアップも同時開催。
来場者からは、「京都らしい『はんなり』としたイベント」と好評で、昨年は104万1,000人の来場者数があり、今年は「100万人を見込む」(同協議会)という。点灯時間は18時~21時30分。3月21日まで。嵐山で2005年から「京都・嵐山花灯路」も始まっており、嵯峨・嵐山の自然や竹林、景観などを「灯り」と「花」で演出する。