プレスリリース

大口径800 mm角レーザー対応、一体型ビームプロファイラ「LaseView-LHB-800-WA」発売のお知らせ

リリース発行企業:株式会社光響

情報提供:

株式会社光響は、大口径・高出力の測定に対応した光学系と計測・解析ソフトウェア「LaseView」を組み合わせた一体型タイプの「ビームプロファイラLaseView-LHBシリーズ (*1)( https://www.symphotony.com/products/laseview/lhb/list/ )」へ、世界最大(*2)となる800 mm角大口径レーザーの測定に対応した「LaseView-LHB-800-WA」を追加し、2025/01/23より発売致します。

「LaseView-LHB-800-WA」は受光面寸法を当社従来製品の最大200 mm x 200 mmから800 mm x 800 mmまで広げる事により、200 mm以上の大口径レーザーに対し、従来製品のように分割化・複数回にわけての測定が不要となり、一回の測定で継ぎ目のない、プロファイリング画像取得と測定が可能になりました。

EV向けバッテリーに用いられるリチウムイオン2次電池(LIB)負極材製造プロセスへのレーザー乾燥工程(*3)の導入、宇宙太陽光発電実現に向けた無線レーザーエネルギー伝送(*4)の研究開発、半導体ウェハの加熱用レーザーの大口径化等、200 mm角以上の大口径レーザーの需要・ニーズが高まる一方、大口径レーザーのビーム特性や空間的な強度分布を如何に最適且つ効率よく測定するか、が課題となっていました。

当社では市販カメラでも使用できるビームプロファイラ計測ソフト「LaseView」を2014年に開発・販売した事を皮切りに、出力・発散角の大きさにより従来製品では測定不可能だったレーザーメス向けのレーザービーム計測を可能とした「LaseView-LHB-50」、人工衛星レーザー測距観測(SLR:Satellite Laser Ranging)に用いるレーザー光を室内でビーム拡がり角も測定可能なカスタム型のビームプロファイラ等、お客様の課題解決に繋がる製品開発を行ってきました。これまで培ってきた製品開発の知見・ノウハウを活用し、今回は大口径レーザーのビーム測定という課題に対し、許容光入射角度±70°といった従来製品の使い勝手・利便性はそのままに、受光面寸法を800 mm x 800 mmまで対応させた一体型ビームプロファイラの製品化を実現しました。

当社では今回紹介の「LaseView-LHB-800-WA」以外にも、測定に用いるレーザーのビーム径、波長、ビームパワーやカメラ、光学系の要否に応じて最適なビームプロファイラ製品・サービスの提案が可能です。ご要望ございましたら下記まで遠慮なくお問い合わせ下さい。


■ URL
https://www.symphotony.com/products/laseview/lhb-series/lhb-800-wa/


■ お問い合わせ先
株式会社 光響 レーザープロセシング部
担当:滝澤
お問い合わせフォーム:https://www.symphotony.com/laseview_contact/
Tel : 080-8841-1453 (平日9時~18時、土日祝日は除く)
メール:profiler@symphotony.com

■ 製品イメージ・外寸情報






■ 主要仕様



(*1) LaseView-LHBシリーズ:
https://www.symphotony.com/products/laseview/lhb/list/

(*2)
当社製品を含めたネット検索が可能なビームプロファイラを以下条件で比較した結果に基づき、業界最大の表記を使用(当社調べ、2025年1月時点)
【調査対象】当社含むビームプロファイラ主要製造メーカー13社
【比較内容】上記13社が公開しているビームプロファイラの対応可能ビーム径と受光面・筐体サイズ

(*3) 大口径レーザーを用いる参考事例 1 / 製造工程へのレーザー乾燥工程の導入
レーザー乾燥とは対象素材・材料にレーザーを照射し、表面の乾燥処理を実施する新たな乾燥方式。空気を高温(100~200℃)に加熱して乾燥を行う従来方式と比べて、消費エネルギーと乾燥時間の削減により、リチウムイオン2次電池(LIB)製造工程における消費電力低減が期待されている。





(参考文献) 日経クロステック「LIB製造に新風、レーザーで電極乾燥の電力半減」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/09861/

(*4) 大口径レーザーを用いる参考事例 2 / 宇宙太陽光発電実現に向けた無線レーザーエネルギー伝送

宇宙太陽光発電は地球の静止衛星上で太陽エネルギーをレーザー光やマイクロ波に変換して、地上に伝送し、電力や水素の生成等、として利用する次世代エネルギー技術。遮るもののない宇宙空間で無尽蔵の太陽エネルギーを利用出来る事で注目を集めている。静止衛星から地上に向けてレーザー光を伝搬させる際、レーザ光は伝搬とともに回折が起こり、ビームが広がるという性質があり、長距離伝送させるためにはビーム径を太くすることで広がり角を小さくする必要がある。




(参考文献) NTT技術ジャーナル
「宇宙太陽光発電実現に向けた長距離レーザエネルギー伝送技術と地上での利用」
https://journal.ntt.co.jp/article/24534

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