「文具店TAG」の運営やオリジナルインクの製造・販売を行う「タケダ事務機」(京都市下京区烏丸通高辻下ル薬師町)は11月10日・11日に「みやこめっせ」(左京区)で行われる文具イベントで、万年筆画を手掛けるサトウヒロシさんと共同開発した万年筆ボトルインク「弁柄(べんがら)色」をお披露目する。
電子書籍絵本レーベル「絵本.com」を運営する「ピースライフジャパン」が両者を取り持つ形で誕生した同商品。文字や線は赤みを帯びた濃いブラウンだが、水筆で溶くと赤色のグラデーションが作れるのが特徴。サトウさんは溶け方や色幅の豊かさを基準にインクを決めていったという。価格は1本(40ミリリットル)1,620円。200本限定。
イベントでは、同社のインクシリーズ「京の音」「京彩」の販売や試筆できるブースも用意。同社のオリジナルインクの購入客を対象にサトウさんの「ラクガキ体験」ワークショップも行う。申し込みは特設ウェブページで受け付ける。
絵本.comは今回制作した弁柄色や、タケダ事務機が開発した万年筆インクのシリーズ「京の音」や「京彩」を使った絵本の出版も予定する。
同社ウェブ事業部・商品企画担当の森内孝一さんは「文字を書くにもいい色だし、筆記だけでなくイラストにも使えるインクの魅力を知ってもらう機会になるのでは」と話す。