円町駅近くにあるアートギャラリー「Sitio Subsuelo(シティオ スブスウェロ)」(京都市中京区西ノ京御興岡町、TEL 075-200-3762)は1月16日から、昨年12月にNHKふれあいホールギャラリー(東京都渋谷区)で開催された「この指とまれvol.3」の巡回展を開催する。
「この指とまれ」は、25年以上前の「私達は愛と平和と青い地球を守る義務がある」というグループ展から始まった。2005年に愛知で開催された「愛・地球博」で名前を変え、単なる展示イベントではなく、鑑賞者とのコラボレーションで作るメッセージアートの展覧会として活動を行い、メッセージアートの一環としてインスタレーション平和の塔を各地に建て続けてきた。
同ギャラリー代表の大西里美さんは2回目から参加し、3回目となる今回は、自身が運営するギャラリーでの巡回展が実現した。参加アーティストは、代表を務める村田訓吉さんをはじめ、光をテーマにライトを使った抽象画が斬新な奥田直人さん、色みの深さと創作行程へのこだわりが特徴の佐々木圭以さん、独特な構成と色彩で表現する柳賢男さんなど11人。
昨年12月のNHKふれあいホールでの開催について、大西さんは「お母さんと子どもの親子で来られる方が多かった。子どもたちが自由に紙に色鉛筆やクレヨンで絵を描くコーナーが人気だったので、京都の会場でも家族で来ていただけるような空間作りをしたい」と話す。「年齢や性別の分け隔てなく、来ていただいた皆さんに平和についてより考えていただけるきっかけとなれば」とも。
営業時間は、水曜~金曜=13時30分~19時30分、土曜・日曜・祝日=11時30分~19時30分、月曜=11時30分~16時。火曜定休。入場無料。今月25日まで。