日本漢字能力検定協会(京都市下京区烏丸通松原下ル)が主催する「今年の漢字」が12月11日、清水寺(東山区清水)の奥之院で森清範貫主の揮毫により発表された。
同協会では、漢字に対する関心を深めるため、そして漢字が持つ奥深い意義を伝える活動の一環として、その年の世相をあらわす漢字を全国公募し、その中の最も応募数が多かった漢字を「今年の漢字」として発表している。今年は161,365通で過去最高の応募があり、うち8.73%を占めた「新」が選ばれた。
同協会によると、「新」を選んだ背景には、「鳩山新内閣」「新型インフルエンザ」「亀田新チャンピオン」という世相を反映し、「世の中が新たな一歩を踏み出した今、新しい時代に期待したい」などといった応募者の思いが込められているという。
2位以下の漢字は「薬(6.31%)」「政(3.32%)」などが続いた。