同志社大学で京文化の体験学習プログラム-各界重鎮講師に

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 JTB西日本と京都商工会議所は3月4日より、同志社大学(上京区今出川通り烏丸東入)で、京都の魅力を楽しみながら理解することを目的とした体験型学習プログラム「楽洛キャンパス」を開始する。

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 楽洛キャンパスでは、「文化コース」と「歴史コース」の2コース、それぞれ20講座を設け、狂言の「茂山狂言会」代表茂山千五郎さんや華道の「未生流笹岡」次期家元の笹岡隆甫さん、料亭「瓢亭」14代当主の高橋英一さんなど、各界の重鎮を講師に迎える。中でも、「茶道裏千家」家元の千宗室さんの講座「伝統文化(茶道)」や造園家佐野藤衛門さんの「建築庭園(庭園)」、今日庵文庫長、筒井紘一さんの「伝統文化(千家十職)」が人気を集めているという。基本参加料=17,850円で「基本講座」の4講座を受講することができ、期間中は同志社大学の図書館など、大学施設も使用することもできる。

「基本講座」以外にも、「課外講座」を設け、京都御所の拾翠亭で行う「聞香」や、「桝家」でお茶屋遊びを体験できるプログラムなどを用意している。

 今回の企画は、団塊の世代の大量退職を視野に入れたもので、主に知的好奇心旺盛なリタイア層をターゲットに据える。近畿圏以外からの申し込みもあり、首都圏での開講を望む声もあるという。来年以降は、「夏冬の開催を検討中」(同事務局)。

 3月4日の開講式では、筑紫哲也さんが「筑紫流京都学のすすめ~スローライフ・スローエデュケーション~」をテーマに講演を行う。閉校式は3月16日。

楽洛キャンパス

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