「チーム大阪」メンバーのロボットベンチャー社長2人が講演

「ベンチャーで挑む!ロボットビジネス」がぱるるプラザ京都開催され、ロボット実演も行われた。

「ベンチャーで挑む!ロボットビジネス」がぱるるプラザ京都開催され、ロボット実演も行われた。

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 京都市ベンチャービジネスクラブは2月20日、セミナー企画「ベンチャーで挑む!ロボットビジネス」をぱるるプラザ京都(下京区東洞院通七条下ル)で開催した。

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 当日は、ヴィストン(大阪市)代表の大和信夫さんと、ロボ・ガレージ(京都市)代表でロボットクリエーターの高橋智隆さんが講師を務めた。2人は、「ロボカップ世界大会」で2004年から3連覇を果たしている「チーム大阪」の構成メンバーで、「東京テクノロジーコミュニケーション専門学校」で今春開講予定の「ロボットクリエイター育成コース」にも携わる。

 大和さんは、陸上自衛隊の経歴を持ち、ヴィストンを2000年に設立。当初は「全方位センサ」などの製品を販売していたが、現在では「鉄人28号」などの小型2足歩行ロボットの開発・製造や、ロボットイベントを行う「ロボプロ」を手がけている。講演では、会社設立とロボット開発へシフトすることになった経緯を時代背景と照らし合わせて話したほか、経済産業省が主催する「今年のロボット大賞2006」の受賞作品を通して、現在のロボット開発状況やロボットが発展していく上で克服すべき課題などを解説した。

 高橋さんは、立命館大学卒業後、京都大学工学部に入学。在学中からロボット制作に取り組み、学内の「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー」に同社を2003年に設立した。2004年には、雑誌「TIME」の「2004年の最もクールな発明」に同社の「クロイノ」が選ばれたほか、最近では女性型ロボット「FT」が注目を集めている。講演では、制作は設計図ではなく、スケッチ画を描いて制作するなどロボットデザインへのこだわりや、ロボットの存在意義、ロボット実用化に向けて人間側の心構え、自社の今後の取り組みについて話した。

 講演後の質問では、ロボットの活用方法や接し方、開発の方向性などについて熱い質問が寄せられていた。 

京都市ベンチャービジネスクラブ

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