京都「一の傳」（京都市中京区柳馬場通り錦上ル、TEL 075-254-4070）は5月21日より、「銀だら・さわら･キングサーモン」が各2切れ入った詰め合わせを限定販売する。販売は、西京みそ漬の年間販売数が200万切れになったのを記念したもの。

　同店は1927（昭和2）年に創業し、京の代表的な伝統料理「西京漬」の伝承の味を守り、「蔵みそ漬」をつくり続けてきた老舗。2007年3月に、錦市場の近くに食事フロアも併設した本店を構えた。「ご近所の方はもちろん、観光の方もたくさんお越しいただいている」と同店担当者。

　同店の蔵みそ漬は、「西京白味噌」の老舗「本田味噌本店」（上京区室町通一条）から特注で取り寄せたみそに、秘伝の味を調合した独自のみそ床を使用。そのみそ床に魚を48～72時間漬け込み、中までしっかりと染み込ませうま味を引き立たせるのが特徴。最も脂がのる旬の時期に獲れた魚だけを厳選し、みそとの相性を確かめ、味はもちろん香りや食感までも徹底的に吟味してから魚を仕入れている。

　店舗2階の食事フロアでは、四季折々の旬の素材を取り入れた月替わりのおもてなし料理が楽しめる（ランチのみ、3,150円）。5月のメニューは同セットにも入っている「銀だら」がメーン。

　創業以来80年の月日にわたり、京の伝統と職人の技が詰まった昔ながらの西京みそ漬をつくり続けてきた同店。「これからも京の食文化を担う西京みそ漬の老舗として、京の味覚を守り続けていきたい」と同店担当者。期間中は同商品を1,480円で提供する。
　営業時間は10時～18時（食事は11時～14時30分）。水曜定休。限定販売は6月2日まで。