京都商工会議所が中心となって運営するファッション京都推進協議会は2月6日と7日、東京・表参道のスパイラルホール(東京都港区)で「Kyoto Style Cafe2007(キョウトスタイルカフェ2007)」を開催した。
同協議会は、京都の染色・繊維・ファッション業界の振興を図ることを目的に1990年に設立された。「キョウトスタイルカフェ」は、染色・繊維業界の堅いイメージの払拭や、京都の「染・織・繍」の魅力を全国に発信し、制作側とバイヤー、ファッション関係者などの出会いの場を設け、ビジネスマッチングを図ることを目的にしたもの。4回目となる今年は、初の試みである「カーサブルータス」の比舗興人さんら雑誌編集者を迎え「京都発ファッション&インテリアの明日」をテーマにトークセッションも行われた。
「インテリア展示」「アート・プロジェクト展示」、Tシャツや財布など小物の「インハウス・プロダクト展示」部門に分け、45団体が出展。展示数は約200品を数えた。「アート・プロジェクト展示」では、芸能プロダクション大手「アミューズ」の若手アーティストの作品とのコラボ商品が並び、テレビ放映の後は問い合わせもあったという。業界の関係者を中心に2日間でのべ520人が会場を訪れた。
テーブルなどを出展したアウラの野々村道信社長は「商品の現物を実際に見てもらう場としての意味は大きい。今後は、もっと制作側と流通・販売者側が提携を結んで展開するなどイノベーションを起こしていき、マーケットインを推進する必要がある」と、感想を話した。3月6日から京都文化博物館で、今回のイベントのセレクション展を開催。