京都リビング新聞社(京都市下京区四条通高倉西入ル)が発行する「シティリビング」から発足した「つくっちゃOL委員会」が考案したオリジナルポーチの限定販売が3月31日、和雑貨を取り扱う「くろちく」各店で始まった。
同委員会は紙面でメンバー募集を行い、昨年夏に発足。メンバーは、平均年齢26.5歳の京都のOL6人。メンバー募集の際に「作ってみたいもの」を尋ねたアンケートでは「使いやすいポーチ」を挙げる声が多く、OLならではの視点を盛り込んだオリジナルポーチを制作することになった。
化粧品など、誰もが日ごろ持ち歩くアイテムを収納できるのはもちろん、「細かいものがポーチの中でゴチャゴチャにならないように」と、メーンのポーチ以外にもう一つのサブポーチを加え、ビューラーやペン、ブラシなどの収納スペースやピアスホルダーも付く。同紙担当者の植村史子さんは「コンパクトな見た目とは裏腹にOLに必要なものがたくさん入る。ファンデーションやチークはもちろん、ボトルタイプのグロスなども立てて入れることができる」と話す。
制作期間は約8カ月。協力企業の「くろちく」が用意した柄のサンプルの中から、「小物なので、服では挑戦できないような派手目のものがいい」というメンバーの意見をもとに、「持っているだけで気分が明るくなるようなもの、和柄でありながらOLらしさのあるものを選んだ」と植村さん。さらに、汚れにくくするため防水加工を施し、洗える素材にした。
試行錯誤の末に完成したポーチは、「かわいい派」向けのピンクと、「かっこいい派」向けのブラウンの2色展開。各200個(計400個)の限定販売で、価格は2,500円。くろちく各店舗とホームページで販売する。