河原町三条で営業をしていた「CAFE OPAL(カフェ オパール)」(京都市東山区大和大路通り四条下ル、TEL075-525-7117)が2月1日、祇園に移転リニューアルオープンした。移転先は建仁寺の西隣で団栗橋を渡ったすぐの場所。
同店は1997年に河原町三条で開業。今年で12年目になるが、移転のため昨年8月から休業していた。「なぜ祇園?と思う方もいるかもしれないが、店のすぐそばにある建仁寺は大好きな場所。でもそれが理由ではなく、いろいろなタイミングや偶然が重なってこの場所に決まった」と店主の小川トモコさん。
新店の店舗面積は約85平方メートル、席数は34席(うちテラス席=8席)。京都らしい長いアプローチを抜けていくと、隠れ家のような店舗が現れる。古い空き家を半年近くかけて改装した。小川さんは「お客様は女性が多いので、女性がひとりで来ても居心地のいい空間にしたかった」と話す。「店内の照明は本が読める明るさであること」も大事なポイントだという。
「夜に来てもちゃんとしたコーヒーが飲めること」が同店のこだわりで、コーヒー豆は美山町の「オオヤ珈琲焙煎所」のオオヤさん本人が焙煎(ばいせん)したものを使う。メニューは移転前と変わらないが、これから徐々に新メニューを加えていく予定だという。「『日々、健康に食べること』を、無理せず自分の出来る範囲で提供していきたい」(同)と、新しく発芽玄米を使ったメニューを考案中で、無農薬の玄米を店内で発芽させている。
フードメニューは、「小松菜とクルミのハンバーグ」(1,000円)、「野菜たっぷりのスーププレート」(1,000円)など野菜を使ったものが多く、ドレッシングやマヨネーズも自家製。食事は夜も楽しむことが出来る。ドリンクは、生絞りジュース(オレンジ・グレープフルーツ・にんじん=各700円)、グラスワイン(600円)、ウイスキー(700円~)などアルコールも幅広く提供する。
「まだオープンしたばかりなので、これからどんなお客様が来店して下さるのか、店がどんな風になっていくのか楽しみ」(同)と話す。
営業時間は12時~22時30分。火曜定休(祝日の場合は営業)。