京都宝ヶ池プリンスホテル(左京区宝ヶ池、TEL075- 712-1111)のレストラン改装工事が1月6日から始まった。
改装後、今年3月までに各店が順次オープンを予定している。昨秋開業20周年を迎えた同ホテルは現在、全館改装計画に着手しており、今回のレストラン改装もその一環となるもの。
レストランは、「茶寮」以外すべての店舗が改装対象。改装では、鉄板焼きコーナー(ボーセジュール)の新設や個室の増設(和食、中国料理)、テラスの新設(中国料理)などが予定されている。また、和食とメーンバーはバリアフリー対応にするほか、エステルームの新設に伴う美容メニューの導入なども計画しているという。
同ホテルは、故村野藤吾氏の設計。周辺の景観になじむよう円形の外観が特徴で、回りを植樹林が囲む。国立京都国際会館に隣接しており、さまざまな国際会議の会場になっていることでも知られる。今年4月1日には、同ホテルの親会社である西武ホールディングスのブランド再編により、「グランドプリンスホテル京都」に生まれ変わることが決まっている。プリンスホテルでは、従来の「プリンスホテル」に加え、「ザ・プリンス」と「グランドプリンスホテル」の2ブランドを新設し、以後3つのブランドで国内45の既存プリンスホテルを区別する。都市型の「グランドプリンスホテル」は、最上級の「ザ・プリンス」に次ぎ、2番目に位置づけられる。
客室の改装は昨年12月から始まっており、4月1日のグランドオープンを予定。改装について同ホテル関係者は「改装で、より快適な空間となり、多様化するお客様のニーズに応えられる施設になる。4月にはユニフォームも一新されるため、新たな気持ちでお客様を迎えようとスタッフの士気も上がっている」と話している。