京都シネマ(下京区烏丸通四条、TEL 075-353-4723)では1月31日まで、「京都シネマ2006ベスト10」の投票を受け付けている。
対象作品は、昨年京都シネマで上映された129プログラム。邦画のほか欧米、アジア、中東の作品も含まれる。投票は3作品までで、劇場窓口やはがき、ファクス、メールで受け付ける。投票締め切りは1月31日。このうち、投票数の多かった上位3本を、今年3月にアンコール上映する予定。昨年の結果は、第1位=「エレニの旅」(フランス、ギリシャ、イタリア)、2位=「コーラス」(フランス)、3位=「父と暮らせば」(日本)。
京都シネマは2004年12月にオープン。ミニシアター系の映画を上映していた「京都朝日シネマ」が2003年に閉館した後、同館支配人だった神谷さん(京都シネマ運営会社「如月社」社長)が、アート系映画の上映をする劇場が少ないと危惧し、立ち上げた。スクリーンは3つで座席数は、それぞれ104席、89席、61席。音響システムにもこだわっている。
神谷さんは「世界中のあらゆる国、言語のクオリティの高い作品を今後も扱い、映画の中にある文化を感じてほしい。また、関西で映画製作を行っている方達や学生の作品や、まだ層の薄いドキュメンタリー作品なども上映していきたい」と話している。