京都・西陣織の機元に生まれ育った伊豆蔵直人さんによるプロダクト展示「MATERIALISM」が、4月17日から、shin-bi(京都市下京区烏丸通四条下ルCOCON烏丸3階)で開催されている。
「MATERIALISM」は、伊豆蔵さんが「生地を織ること、色を染めること、服を仕立てることを自分たちで手がけたい」というコンセプトで2003年秋に立ち上げたブランド。草木染を主とする染色工場や、オリジナルテキスタイルを扱う縫製工場を立ち上げて、独自のテクスチャーを生かした「マテリアルデザイン」としての衣服作りを行っている。
同ブランドのウェブサイトでは、シャツ(19,800円~)、ジャケット(22,800円~)、パンツ(24,800円~)などを取り扱う。プロダクトの中で人気がある商品は「spencer」シリーズで、「肌へのなじみがよい」「柔らかなシルエット」「手軽に洗濯できる」といった良さを持つシルク・コットン・フランネルという服地が用いられている。
今回の展示では、同サイトで取り扱うシャツなどの定番商品のほか、サイト上では未発売の商品や「JIKAN DESIGN」の鍛冶周作さんのグラフィックや映像とのコラボから生まれた新商品の展示のほか、販売も行っている。
服を取り扱った展示は同ギャラリーでは初。同展担当者は「西陣から発信されたプロダクト。若い人たちに『技術』を使った服を見てもらいたい」と話す。
営業時間は11時~21時。今月29日まで。