「ミシュランガイド京都・大阪2024」の発表が4月9日、ハイアットリージェンシー京都(京都市東山区三十三間堂廻り)で行われた。
主催は日本ミシュランタイヤ(群馬県太田市)。コロナ禍の影響もあり、5年ぶりの京都でのセレモニー開催となった。例年秋に行っていたが、「ゴールデンウイークや夏休みの計画に使ってもらいたい」とこの時期の発表となった。
ミシュランガイドの日本版は2008(平成20)年に東京版が、2010(平成22)年に京都・大阪版が発行された。この15年で「ビブグルマン」や、サステナブルな取り組みを行う店を紹介する「ミシュラングリーンスター」の掲載が加わり、2021年には店舗の検索や予約ができる公式アプリをリリースした。
京都で15年連続三つ星の評価を維持したのは「菊乃井 本店」と「瓢亭(ひょうてい)」の2店。この日は菊乃井の村田吉弘さんと瓢亭の高橋英一さんがシェフエプロンを着て記念撮影を行った。
今年は新たにミシュランのインスペクター(調査員)お薦めの店として「セレクテッド」も掲載。京都では、居酒屋やおでん店を含む71店が選ばれた。
日本ミシュランタイヤ社長の須藤元さんは「京都の街にインバウンドの方がかなり来られており、来年の大阪・関西万博で活用してもらえることに期待したい」と話す。