京都のお盆の伝統行事「五山送り火」が8月16日、京都市内の各山で営まれた。
送り火は、お盆に迎えた精霊を送り、無病息災を祈る行事。
左大文字山に近い法音寺では、19時から法要が行われ、大松明を中心に松明行列が練り歩いた。金閣寺道付近では沿道から拍手が送られていた。
20時15分ごろ、左大文字の点火後、しばらくすると高く火柱が立った。今年は微風できれいに見える好条件に恵まれた。
ここ数年はコロナ禍の影響で地元の人が手を合わせる静かな送り火であったが、今年は旅行客の姿も多く見られた。愛知県から来た女性は「初めて生で送り火を見られてとてもうれしい」と話していた。