システム開発会社のネクステージ京都支社(京都市中京区)がIT情報番組「とりネクスト」の配信を始めて半年がたった。
番組は昨年12月に開始。「企業のIT課題を解決する焼き鳥屋」という設定で、同社で営業の行澤誠さん、「こらぼさろん」(上京区)の小島雅子さんが看板娘の「ネクちゃん」として2人の掛け合いでトークを展開する。番組は約15分で、毎週月曜にスポティファイなどに配信する。
番組では「Chat(チャット)GPT」などで話題になっている「AI」や「ローコード・ノーコード」などのテーマで身近な例えを出したり、開発担当者をゲストに招いたりしてIT課題をどのように解決するか現場の話も盛り込む。番組名のハッシュタグを付けたツイートの質問や感想にも答える。視聴数も1000を超え、順調に伸びているという。
行澤さんによると、IT業界についてもっとたくさんの人に発信したいと思っていたところ、現在、動画や音楽で番組を支える「la ASU1」の遠藤尚博さん、タックリンク(以上南区)の岡本武士さんとITイベントで知り合ったことがきっかけで始めたという。
行澤さんは「発信といえばSNSが主流だが、文字よりも肉声で届けることで、担当者の人となりが分かってもらえるし、忙しい人でも『ながら』聞きができるのでいいのでは」と話す。