錦市場で12月29日、正月準備のための人でにぎわいを見せた。
「京都の台所」とも呼ばれ、およそ130軒もの店が軒を連ねる同商店街。店には、正月に食べられる棒だらや、縁起物のかしら芋、くわいなどが並ぶ。
今年はコロナの水際対策が緩和された影響もあり、海外からの観光客が店頭で提供される海産物を物珍しそうに写真を撮ったり、土産物を探したりする姿も見られた。
柳馬場錦下ルのしめ飾りの出店では、鏡餅に飾るユズリハとウラジロを選ぶ人も。「昔はどこにでも売っていたのだけど、最近はないから」と上京区から来たという。店では、葉付きの橙やワラで作った縁起物などが次々と売れていた。