「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」(京都市下京区烏丸通松原下ル烏丸町)が11月16日、オープンする。
「ガーデン・イン」は、ヒルトンが展開するホテルブランドのうち小規模でカジュアル、手頃な価格帯で気さくや親しみやすさのある効率的な「フォーカス・サービス」を提供するのが特徴。主なターゲットはビジネス客やレジャー客。だが、ヒルトン アジア太平洋地域 ブランドマネージメント フォーカス・サービス兼オールスイート担当副社長のジェニー・マイロスさんによると、日本初進出となるガーデン・イン京都はレジャー客利用をメインに想定しているという。
同施設は地上9階・地下1階建て、延べ床面積は約1800平方メートル、客室数は全250室。レストラン&バー、フィットネスルーム、24時間営業のセルフサービス式型店舗を備える。客室は木材を基調に和のテイストを加えたデザインを採用。広さは約20~23平方メートルの部屋を最も多く用意する。宿泊料金は約2万円。最大6人で利用できる広さ約57平方メートルの「プレミアムファミリールーム」宿泊料金は一泊=約57平方メートルで約10万円。
レストラン「Together & Co.」は、活発な交流を促すことを意識したという開放的なデザインで、充電用コンセントを家具や什器に備える。和洋のメニューをそろえ、朝食からティータイム、バータイムやディナーまでに対応する。客席数は201席。メニューは、ちりめんサンショウとしば漬けを合わせたペペロンチーノや、西京みそとメープルシロップで魚を漬け込んだ京都ならではのものを用意する。
同グループで日本や韓国・ミクロネシア地区を担当するティモシー・ソーパーさんは「京都が戦略的にも重要な場所。京都で開業することはマイルストーンとなる」と話す。同グループが昨年東山区に開業した「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」に次いで同ホテル、さらに2024年までに「ヒルトン京都」を開業する予定である。
総支配人の伊藤彰得さんは「京都のマーケットで選ばれるために因幡薬師での護摩見学や聖護院門跡の山伏の体験といったプランを用意している」と話す。「11月は予想を上回る予約を受けている。という。「家族や友人、近所の方とすてきな時間と間を共有してほしい」とも。