今年創業90年を迎えたスーパーマーケット「鞍楽(くらら)ハウディ」(京都市上京区鞍馬口通室町東入る小山町)が現在、通常よりも30分早く営業を始める試みを行っている。
通常10時開店のところ、7月から9時30分に開店している。きっかけは連日の暑さだ。同じ建物内に入るフィットネスの「カーブス」を早く利用したい客が開店前から列を作っており、熱中症の懸念から、店内でゆっくり待ってもらおうと決めたという。
開店時間の前倒しで搬入や品出しなどの業務も30分早まる。「生鮮食品や総菜は開店時間に全てそろえることは難しいが、広告の商品などを優先的に並べ、少しずつ全体をそろえていくようにして無理のないように運用している」と店長の栗山拓也さん。
栗山店長は「当店はダイエーが24時間営業をしていた時代でも10時開店、20時30分閉店でやってきたが、常連さんや地域に貢献できればという思いで実施した。『車の中で待たずに入れるようになってありがたい』などの声をもらっている。売り上げのデータも見ながらどんな影響があったか分析していきたい」と話す。
試みは8月31日まで。