南座(京都市東山区)で3月6日、「三月花形歌舞伎」が始まった。
中村壱太郎さん、尾上右近さん、中村米吉さん、中村橋之助さんら若手の役者が、義経千本桜から「吉野山」「川連法眼館」を上演する。
冒頭に歌舞伎の見所を紹介する「歌舞伎の魅力」では、6日には中村米吉さんが三味線や語り、見得のときなど効果音を担当するツケ打ちといった役割や、花道やスッポンと呼ばれる舞台機構を紹介。演目の登場人物の関係図や米吉さんが舞台で着用する静御前の衣装を紹介するなどした。
ツイッターで募集していた質問に答えるコーナーでは「初日までに必ずやることはありますか」という質問に対して「今までの公演のビデオを見返しました」と答え、「寝られましたか?」という質問には「これがですね、ぐっすりと眠れましたよ。寝られないと言いたいのですが」と会場の笑いを誘っていた。
今月21日まで(12日は休演)。