京都国立博物館(京都市東山区)のマスコットキャラクター「トラりん」が3月13日、ユーチューブで展示品紹介動画の配信を始めた。
トラりんは、尾形光琳の「竹虎図」に描かれたトラがモチーフになったマスコットで同館のPR大使として土曜・日曜などに来館者を迎えるほか、「虎ブログ」で学芸員と一緒に展示の見どころなどを紹介している。
同館は新型コロナウィルス感染症対策本部の政府方針を受け、2月27日から今月23日まで全館休業しているため、来館できない人や臨時休校中の子どもに展示品を見てもらおうと、トラりんと研究員が館内を見学していくスタイルで紹介動画を配信する。
3月13日配信の回では、京都府与謝野町から出土した「銅鐸(どうたく)(京都 梅林寺所蔵)」や「流水文銅鐸(京都国立博物館所蔵)」を紹介。レプリカを使って銅鐸の内側を見せたり、「どうやって使ったの?」というトラりんの質問に研究員が答えたりしている。動画は約4分。
動画は今後も随時配信していく予定。