大丸京都店(京都市下京区)で8月10日、同店と京都造形芸術大学との産学連携企画「盆踊りイベント『リカミック』」が行われた。
リカミックは認知症を予防することを目的に生まれた盆踊りをベースとした踊り。歌詞や振り付けを同大学の学生が考案した。東北大学の加齢医学研究所教授の瀧靖之さんが監修している。
はじめにアイデア選考会から参加している登美ヶ丘高校ダンス部出身の女優、伊原六花さんの「三世代みんなで楽しんで」というメッセージ動画が上映され、櫓(やぐら)を中心に輪になってリカミックを踊った。
この日は、同授業プロジェクトでリーダーを務めた渕田詩織さんも参加。「私は大丸京都店でオリジナルの盆踊りを作るということが決まったタイミングで卒業になり、次の代にバトンタッチして、踊りを見るのは初めて。実際に踊ったが、簡単で楽しめるように工夫されていた。社会人になった今、学生時代に目指していたものが形になって『私のやりたかったことはこれだった』と涙が出た。これからも取り組みが続いていけば」と話していた。