朝活講座を展開する「京都朝げいこ」が8月8日、karasuma BASE(京都市中京区錦小路室町西入天神山町)で「京大カレー部に学ぶ理論系カレー講座」を開く。
カレー好きな部員がカレーを歴史などの文化、スパイスの使い方や食材の合わせ方など、科学の面から研究に取り組む同部。出店での販売も行っている。講座では部員が4つのスパイスで作るカレーを教えるほか、時短の工夫やうまさを引き出す方法などを紹介する予定。
プレイベントとして7月12日、カレーランチ会を行った。この日同部が用意したのはアボカドの入ったキーマカレーとほうれん草をペーストしたサグチキンカレーの2種類にアジャールと呼ばれる漬け物を添えた。
チキンカレーを担当した三宅祥太朗さんと浩士朗さん兄弟が「本来サグカレーはもったりしたものになるが、今回は暑い時期に食べるので後味をすっきりさせるためにユズとミントを使った」と隠し味を明かすと、参加者からは「確かに香りがする」「面白い」と声が上がった。
参加者の一人で1969年創業の祇園発のカレーうどん店「味味香(みみこう)」を手掛ける平岡裕代さんが店で使っている「洋風七味」を持参し、部員が使っているスパイスを、悩みながらも全て当てるなどして盛り上がりを見せた。
現在、参加者を募集している。部長の丸田草太さんは「講座では、カレーに使われるスパイスが食欲を増進させ、栄養学的にも生化学の観点からも理想的な朝食だということを伝えたい。実際に試食でシャキッと一日を始めてもらえたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は7時30分~8時30分。参加費は1,500円(カレーの試食付き)。定員は先着16人。申し込みは京都朝げいこホームページで受け付ける。