「京都 清宗根付館」(京都市中京区)で3月1日、桑原仁さんの特集展示が始まった。
同館は、江戸時代に主に使われた「根付」専門の美術館。根付は印籠や巾着を帯から提げる際に使われた留め具。主に象牙やツゲ、鹿の角などが材料として使われている。現在でも根付の伝統を守る職人が制作し、同館では現代の作品を中心に作品を展示する。
作品には桑原さんが得意とする昆虫や魚、植物などの作品を展示。フキノトウ微妙な色彩の変化や、わずかに積もった雪まで表現した「息吹」や、タコとイセエビの攻防を描いた「天敵」などユーモラスな表情の生き物の作品が並ぶ。
開館時間は10時~17時(入館は閉館30分前まで)。料金は一般=1,000円、小学。中学・高校生=500円。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。