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京都・小川珈琲がカップ用コーヒーフィルター新開発  形状記憶の不織布使う

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 小川珈琲(京都市右京区西京極北庄境町)がカップの上に載せて使うコーヒーフィルター「enフィルタ」を新たに開発した。

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 これまで使っていたフィルターの切り替えに伴い開発した同商品。半球状の形状記憶不織布で、組み立て式の台紙にセットして使う。台紙の高さで出来上がったコーヒーにフィルター内の粉が触れないようにして、雑味が出にくいよう工夫している。1杯約140ミリリットルのサイズになっている。

 商品名は、丸い形状や、手間暇を掛けて飲む人やそのシチュエーションも含めて「一杯のコーヒーからつながるご縁を大切に」との思いから「enフィルタ」と名付けた。フィルター単品の販売は行わず、ギフト商品の「有機コーヒーギフト」「スペシャルティドリップコーヒーギフト」に同梱する。

 12月14日に京都駅の「コトチカ広場」で行ったenフィルタ体験会ではおよそ200人が参加したほか、順番待ちの列ができた。「人にギフトで贈ったが、こんな風になっていたのね」と話す人もいたという。

 同社総合開発部次長の増田隆教さんは「ある程度時間を掛けて抽出されるので、ハンドドリップと同様、お湯を入れたら20~30秒ほど蒸らして、2回か3回に分けて注いでもらえたら。口が広く香りも立ちやすいのでコーヒーをいれる過程も楽しんでもらいたい」と話す。

 ギフト商品は店頭のほかネットでも販売する。

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