京都駅前広場で10月26日、草間彌生さんの巨大な立体作品「南瓜」(2007年)の展示が始まった。
京都駅ビル開発(下京区)が中心となって、フォトジェニックなハロウィーンをテーマに企画したもの。直径5メートル、高さ4メートルのカボチャには草間さんの作品の特徴である大小の水玉が描かれている。
作品は祇園にある「フォーエバー現代美術館 祇園・京都」(東山区)が収蔵しており、同館では現在、草間さんの「南瓜」を特集した展示も開催している。
草間さんの作品は、中国で偽物の展示が発覚したばかり。京都駅ビル開発営業課の出雲路紀子さんは「『本物です』と作品の前に断りを入れることも一度は考えたが、写真の邪魔になるので止めた。多くの方に写真を撮っていただいているが、海外の人が面白いポーズを取られるなど楽しんでいただいておりうれしい」と話す。
今月29日13時まで。