「京の七夕」堀川会場の二条城のライトアップで8月1日、二之丸御殿大広間のプロジェクションマッピングが行われる。
ライトアップのテーマは「妖怪たちの七夕」。将軍が座した二之丸御殿大広間の幅約22メートル、高さ約4メートルの障子や壁に個性豊かな妖怪たちの百鬼夜行の様子、慌てて列車に乗って空に帰って行く様子を投影する。映像制作は「Naked(ネイキッド)」(東京都渋谷区)。
期間中は二之丸庭園ライトアップを行うほか、堀の水面を照らすことで、石垣にゆらゆらと波紋が広がるような自然の演出や、約180個の風鈴をつるすなど、来場者に涼を感じさせる工夫も用意する。
初日は妖怪をテーマにしたアートフリーマーケット「モノノケ市」を行う。期間中、1日3回琴の演奏を行うほか、京都の伝統産業物産展も行う。
「京の七夕」は今年で9回目を迎える夏の恒例イベント。昨年は台風で1日中止を余儀なくされたものの約80万人が来場した。今年は堀川会場のほか、梅小路、鴨川、北野紙屋川、岡崎など5エリアを会場に七夕をテーマにしたライトアップやササの葉の設置を行う。各会場でつるされた短冊などは8月16日、五山の送り火や清水寺でたき上げられる。
二条城ライトアップ点灯時間は19時~21時30分(最終入城は21時)。料金は、一般=600円、中高生=350円、小学生200円ほか。8月15日まで。