「祇園祭ぎゃらりぃ」(京都市東山区)で6月3日、祇園祭の巡行を目指す鷹山(たかやま・中京区三条通室町西入ル)の曳き手などの衣装がお披露目された。
衣装は、京都市立芸術大学の学生が昨年7月に提出したデザイン案の中から鷹山の関係者が選んだ。曳き子とちゃりん棒の衣装と扇子(せんす)のほかTシャツも作られた。
衣装デザインはタカが翼を広げた姿をモチーフに、背中に鷹山の紋が入る。白地に曳き子は水色、先導を務めるちゃりん棒は藍色の色違いのデザイン。笠はタカのクチバシをモチーフにしており、全身でタカの姿を表現する。
デザインを見た鷹山の西村健吾副理事長は「紙で見ていたよりもさらにかっこいい。巡行に参加するまではまだまだやることがあるが、この衣装で巡行する姿を見てもらえるよう復興に向けてしっかりと準備を進めたい」と話す。
デザインに携わった佐藤香穂里さんは「鷹山保存会のみなさんに復興に掛ける思いを聞かせていただいた。デザインで参加できてうれしい」と話す。
衣装は同館で展示する予定。開館時間は9時30分~17時。月曜休館。入場無料。