京都市は1月10日、パリ市との友情盟約60周年記念式典でデザイナーのコシノジュンコさんが手掛けるファッションショーを開催すると発表した。
ファッションショーは能とファッションを組み合わせた内容で、6月19日にパリ市庁舎(オテル・ドゥ・ヴィラ)で、開催する。ファッションショーには観世流能楽師の分林道治さんを団長に、能楽師らも出演する。分林さんがコシノさんと参加するのは、京都国立博物館で2015年、琳派400年を記念したイベントに次いで2度目となる。
コシノさんは「モードの街であるパリで、京都市と一緒に日本の伝統的な和がどこまで受け入れられるか、パリコレを初めて挑むときのような感じ。ヴェルサイユ宮殿のようなオテル・ドゥ・ヴィラの立派な建物の中で能のおはやしが響くのが楽しみ」と話す。
分林さんも「パリは文化都市として非常に目の肥えた方の多い中で、喜んでもらえるような演出を作りたい」と意気込む。