四条烏丸にある商業施設「COCON烏丸」(京都市下京区烏丸通四条下る水銀屋町)で12月22日、氷水出しの宇治茶の試飲イベント「宇治茶茶茶!」が始まった。宇治茶を飲食店のドリンクメニュー化する取り組みを進める京都府の取り組みの一環。
当日は、山城地域で生まれた茶種である煎茶、玉露、てん茶(抹茶の原料)の3種類を用意。総本家河道屋の「蕎麦ほうる」、船はやしや総本店(以上、中京区)の「五色豆」、豆富本舗(下京区)の「花手まり」、村上開新堂(中京区)ロシアケーキの4種類から1つを選べる。
城陽市から参加した西岡陽子さんは「3つを比べたら、てん茶が良かった。それぞれの味の違いが出てワインみたい」と話していた。
京都府農林水産部で宇治茶を担当する堤保三さんは「低温で出すことで、うま味成分のアミノ酸が出やすく、苦みのあるカテキンなどは出にくい。製法の違いで味や香りに違いが出るので、若い人にも新しいスタイルで違いを楽しんでほしい」と話す。
今後、同じ内容で、京都市内の11の飲食店で販売も行う。
開催時間は11時~20時。定員は各日2000人。今月24日まで。