京都・大覚寺(京都市右京区)で10月7日、漫画「ワンピース」のアート展が始まる。
集英社(東京都千代田区)が同作の週刊連載20周年を記念して企画した同展。作者の尾田栄一郎さんは連載当初から昔の日本をイメージした「ワノ国」の物語がシリーズ上重要な舞台になると話しており、執筆に当たり、京都でも取材を行ったという。
同社と京都市など14団体で作る「京都麦わら道中記推進委員会」では同日から、京都各地と「ワンピース」の登場キャラクターを結び付けたイベントを展開。同展は目玉企画に位置づけている。
展示では、尾田さんがキャラクターデザインと監修を務めた新作ストーリーを発表する。ワノ国の浜辺に流れ着いた新たな「悪魔の実」を食べた罪人「トラツグ」は、呪いにより手足はトラ、顔はサル、胴はシシ、尾はヘビの姿をした「ヌエ」に変化してしまう。
期間中、日本画や絵巻物、錦絵の作品を展示するほか、広さ約600平方メートルの日本庭園内で、同作史上最大のサイズの作品を展示する。
開催時間は9時~17時。拝観料は大人=500円、小中高校生=300円。10月22日まで。