京都中央卸売市場近くに9月1日、コワーキングスペースや3Dプリンターやレーザーカッターといった機器を備えた「Kyoto Makers Garage」(京都市下京区朱雀宝蔵町)がオープンする。
運営は、国内外のスタートアップ企業と技術を持つ工場を橋渡しすることでプロダクトの量産化を支援するプロジェクト「Makers Boot Camp」を進める「Drama tech Labs」(下京区)。
同社コミュニティーマネジャーの二神麻里さんによると、同社が提携するパリやニューヨークの起業家支援機関と連携することにより、同施設では、国を超えたコミュニティーや京都から世界で活躍する起業家が誕生したりできる施設を目指すという。
建物は市場の横のガレージを改装し、約80平方メートルにコワーキング(協労)スペース、3Dプリンターなどを設置するメーカースペースを設けるほか、約40人を収容できるイベントスペースや、ギャラリースペースの4つの要素を備える。
メーカースペースには熱溶融積層3Dプリンターやレーザーカッター、デスクトップ型CNCフライスといったものづくりの試作に使われる機器を設置する。利用料金は1時間当たり1,000円(事前に要有料トレーニング)。コワーキングスペース利用は、会員=1カ月5,000円、一般=1日1,500円。学生のコワーキングスペースとメーカースペースの利用は無料(メーカースペースは一部条件あり)。
二神さんは「起業を目指す人だけでなく、アーティストや職人といった人も集まるコミュニティーにしたい。場所を見に来てほしいし、オープニングには当社が支援をしている面白いものづくりをしているスタートアップ企業も参加するので会いにきてもらえたら」と話す。
営業時間は11時~18時。土曜・日曜定休。9月1日は18時30分からのオープニングパーティーのみ行われる。