河原町三条のファッションビル「京都BAL」(京都市中京区河原町通三条下る山崎町)に4月17日、和洋の比較文化体験イベント「KYOTO PARADOX(キョウトパラドックス)」のオープニング式典が行われた。
総合プロデューサーにアーティストユニット「だるま商店」の島直也さんを招き、「和と洋」の対比をコンセプトに据えた同イベント。
約200平方メートルの展示スペースに「ちょうちんとライトスタンド」といったように、同種の「京もの」と「洋もの」を並べて展示するほか、食器やアクセサリーなどの雑貨の展示販売も行う。畳敷きのスペースでは、蒔絵の絵付け体験などのワークショップも開催する。
今月16日からは、「小嶋提灯」(東山区)が南座の4尺ちょうちんを2日掛けて仕上げたほか、22日・23日はアートユニットの「だるま商店」がちょうちんのライブペインティングを披露する。楽焼の小川裕嗣さんの花器や京表具の井上雅博さんが仕立てた表具なども展示する。
オープニングには、宮川町の舞妓(まいこ)・とし桃さんと、ドラァグクイーンのオリーブさんによる「お練り」が行われ、館内を巡りながらチラシを配り、イベントをPRした。
島さんは「『かっこいい』『でかい』など、製品の背景はさておいてまずは楽しんでもらえるものを集めた。フラットに見てもらいたいと比較できるような構成にした。ワクワクしながら来てもらえたら」と話す。
開催時間は11時~20時。5月14日まで。