六角堂(紫雲山法頂寺・京都市中京区六角通東洞院西入る堂之前町)で3月27日、映画「花戦さ」の公開に向けたイベントが行われる。
昨年11月には篠原監督や和田正人さんの舞台あいさつも行われた
6月に公開予定の同作の主人公は、織田信長に花を立て、千利休と親交を持つ実在の僧・池坊専好。物語は、1594(文禄3)年に初代池坊専好が前田利家邸に幅7メートルを超える「大砂物」と呼ばれる立花を生けたという史実を基に、時の天下人、豊臣秀吉に六角堂の僧侶である池坊専好が仕掛けた「花戦さ」を描く。
池坊専好を狂言師の野村萬斎さんが演じ、秀吉は歌舞伎役者の市川猿之助さん、千利休は佐藤浩市さんが演じる。次期家元の池坊専好さんら華道家元池坊(中京区)は、「池坊一代の出来物」とうたわれた大砂物をはじめ、当時の花を再現した。監督は映画「山桜」「小川の辺」などを手掛けた篠原哲雄さん。
当日はキャストから萬斎さん、佐藤さん、森川葵さんが来場。映画の公開を前に意気込みを語るほか、投げ餅や花の進呈などを行う。
開催時間は13時~。入場無料。