2016年の「今年の漢字」は「金」が選ばれた。清水寺(京都市東山区)で12月12日、森清範貫主の揮毫(きごう)により発表された。金の字が選ばれるのは2000年と2012年に続き3度目。
「金」の字が選ばれた理由は、リオオリンピックでの「金」メダルラッシュや前東京都知事の政治資金問題、イチロー選手の通算3000本安打達成など「金」字塔となったこと、「PPAP」が話題となったピコ太郎さんの衣装などが挙がった。2位以下は「選」「変」「震」といった漢字が続いた。
「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会(京都市東山区)が1995年から始めたもので、今年で22回目。ウェブ投票や図書館などに設置された投票箱で募集を行い、一番多かった漢字を「今年の漢字」として発表している。
貫主が揮毫した和紙は今月13日から15日まで同寺本堂で展示する。