東寺(京都市南区)で10月29日、「花いけバトルin京都」が行われた。主催は同実行委員会。
2011年から始まった、花を使ったパフォーマンスイベント。フローリストら「バトラー」2人が同じ花材の中から、5分間で花をいけ、観客が審査員として投票で勝者を決める。
イベントでは予選を勝ち上がった地元京都のフローリストら8人が決勝戦に参加。会場となった「金堂」の薬師如来像の前には、ライトアップされたモミジやコケマキの枝や満開のキクやダリア、ゴクラクチョウなどの花が用意された。花器のつぼが割れる場面や、同点で再試合になるといった展開に見舞われながらも、花をいけ続けるバトラーに拍手が送られた。
当日は京都市主催の「京の花絵巻in東寺」も行われ、華道家元池坊の次期家元、池坊専好さんによる薬師如来像献花を前に静かに手を合わせる人や、ライトアップされた五重の塔を写真に収める人など多くの人が訪れていた。